10人十色というけれど、いろんな方がおられます。お医者さんも
いろんな考えを持った偉い先生が多く、本屋さんの健康ブースに
たくさん健康に関する本が並んでいます。あれだけあると何を
信じていいのか分かりません。

 私の若い頃は、このまま元気に歳をとらないで、いつまでも若さが続く
と思っていましたから、健康については全く考えてはいませんでした。
だから、本屋さんは趣味のコーナーばかりで健康コーナーは見たことも
なかったですね。

 それが、母のガンを契機に毎日のようにいろんな本屋さんの健康コーナー
をまわり、ガンを治すことが書いてないか捜し歩きました。(今なら
インターネットにかじりついていることでしょう)

 現代社会、まわりをみればガン、痴呆、糖尿病、ウツ、登校拒否
等々健康人より病人の方が多いような気がします。これだけ、医療技術
が発達して、国の予算40兆も使っているのにどうしてなんでしょう?

 何かが違うような気がしてなりません。なんなのでしょう?

 そんな中『患者よ、ガンと闘うな』などで医療の真実に鋭くメスを
入れ、医学界の常識とも闘い続ける医師の近藤誠氏が新書『もう、
だまされない!近藤誠の「女性の医学」』を刊行。今また、この国の
医療のあり方に警笛をならす・・・このような文書が目に飛び込んで
きました。

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 なんだかスゴイタイトルですね。健康のためによかれと受けている
健康診断やガン検診が、無意味どころか、むしろ有害だと言っているの
です。そして、今の日本の医療は万事、お金が中心になっていて、健康な人
は常に病人にさせられようとしている。

 あのマーモグラフィで見つかる乳がんは、進行性も転移もしない
ガンもどき」で、「ガンの疑いあり」と検査をすすめれば放射線を
浴び発症の原因になる。

 そして問題なのは、世界的に温存療法の流れなのに日本では摘出手術
が増えている。そして近藤先生がセカンドオピニオンで全摘出手術
必要だった人はほとんどいなかったそうである。

 さすが根拠もなくこのような本を出版するわけはないでしょう!
私はこの辺に現代社会のブラックBOXを感じます。

 自分の家族を守るため、一方向だけの情報でなくもう片方の情報も
ぜひ確認してみたらいかがでしょう。